―― 12月にデビューしてちょうど半年になりますね。ライバーになろうと思ったきっかけを教えてください。

最初は、知り合いがIRIAMでライブ配信を始めたので、リスナーとしてアプリを入れました。その配信を聞くなかで、IRIAMが「声で喋れるSNS」のような感じで横のつながりを作りやすいことがわかって、自分も配信をしてみようかなと思いました。

―― リスナーとして参加するのと、自分が配信するのとでは違う部分も多いと思いますが、なにか戸惑った点などはありませんでしたか？

元々おしゃべりするのは好きで、自分の「素」を出すことを大切にしています。極力、普段の自分そのままで配信してみようと。それでわいわい楽しく喋っていると、リスナーさんからギフトをいただけたりして、そうするとうれしくてやっぱり続けようかなというので、半年続けられました。

大事なことは「自由」と「雑談感覚」（ライブ配信スタイル）

―― 半年、おめでとうございます。配信のスタイルについてお伺いできますか？

ありがとうございます。友達とだべるような雑談感覚の配信で、IRIAMのプロフィールにも書いてあるんですけど、「なんでもあり」が特徴だと思います。基本なんでもOKで。コメントでの自分語り、荒らし、誹謗中傷、なんでも来いという感じで（笑）。

―― 荒らしや誹謗中傷までOKというのはすごいですね。

そうですね。荒らしが来たら「荒らしが来たぞー！」みたいな感じで、「逆荒らし」みたいなことはしているんですけど（笑）、それですぐにブロックしたりはしないです。そういう方針で、リスナーさんもコメントしやすくなって、積極的にコメントくださったりとかしています。

―― 自由なスタイルだとリスナーさんにとってもハードルが下がりますよね。

はい。縛られることが好きじゃなくて。自由にやろうというので、定時配信もしないし企画もあんまりやらないんですけど、それでもリスナーさんがいつも積極的にコミュニケーションをとってくれる配信になっているかなと思います。

―― 定時配信をしないというのは珍しいですね。

そうですね、ゲリラでやるから「見かけたら来いよなー」みたいな感じで（笑）。

―― ファンとの関係については

私とファンとの関係も少し変わっていて、一般的には公式にDiscordファンサーバーを用意するのが普通なんですが、私自身は、公式にファンサーバーを作ってはいないんですよ。代わりに、リスナーのみなさんが自発的に作った非公式のファンサーバーというものが存在しています。

それがまた、何ともユニークで、みんなが好きにチャンネルを作ったり、いろいろなことが可能なサーバーになってます。誰でも入ることができて、誰でも自由に使える状態なんです。まさに、私が行っているライブ配信の原則と一緒で、それが非公式のファンサーバーにも反映されているんですね。そのサーバーは毎日活発に活動していて、リスナーたちが自由に通話しながらゲームをしたり、本当に友人の集まりのような雰囲気で活動しています。

そのサーバーでは私が「王」という名前のDiscordロールを持っているんです。配信中、リスナーのみなさんが私のことを「ポチ様」と呼んでくれているところから来ています（笑）

―― 企画はしないというお話ですが、IRIAMやOZONでのイベントもあると思います。そちらについてはいかがですか。

それもやっぱりリスナーさんと配信で話して決めていますね。「このイベント今回参加しようかな、どうしようかな」みたいに相談するかたちで。自分がなにか理由があって出たいなと思うイベントだったら「これ出たいんやけど」ってこちらから言うこともあります。イベントに出るなら出るで、どうせなら入賞しようという気持ちでがんばっています。

―― すごくガッツがありますね。なにか印象に残っているイベントはありますか？

やっぱりバナイベが一番盛り上がりましたね。IRIAMでは配信をはじめて1カ月経つと参加できる「トップバナーチャレンジ」っていうイベントがあって。名前の通りトップページにバナーが出るというもので、たぶんライバーが出るなかで一番大きなイベントなんですけど、そこで3位になれて。想像以上に、いいところまでいけたんですよ（笑）。

―― それはすごいですね。ランキングの順位はどのように決まるんですか？

IRIAMでは「応援ポイント」というのがあって、リスナーさんからのギフトやコメント、スターの数で蓄積されるんですけど、それで決まります。配信によっては、少数のリスナーさんがたくさん応援してくれてランキングに入るということもあるんですけど、うちの枠は、結構まんべんなく多くのリスナーさんが応援してくれて入賞に繋がりました。

―― リスナーさんの力を感じられるイベントだったんですね。最後に、OKITELについてお話を聞かせてください。OKITELでリスナーの方に提供したいことはありますか？

OKITELで、電話がかかってきて今日やることとか今日良かったことを確認してくれるというのは嬉しいことだけど、そういうことは配信のなかでもコメントとかで言えちゃうよねというリスナーさんもいて。

―― たしかに、公乃ポチさんの配信スタイルだとそれができますよね。

なので逆に、AIでの自動返信生成機能を使って、それで生成されるちょっと不思議な文章をあえてそのまま返信として吹き込んで、リスナーさんに面白がってもらうみたいなことをしてました。あとは、本名とかを入力できるので、名前を呼んでもらって嬉しかったみたいなコメントをいただきました。

朝の電話に出るために頑張って起きる努力をしているという方もいましたね。最初は「起きられなかったよ〜」なんてコメントをされてたんですけど（笑）。そのあたりは、IRIAMでの配信にプラスしてリスナーの方に喜んでいただけている部分かなと思います。

―― 最後にファンの方にお伝えしたいことを。

やほ〜。かしこまってインタビュ〜してもろたけど、普段こんなにちゃんとしたお喋りしてないから「誰？」って言われそうすぎる。ポチ様ですけど！

黙ってギャップ萌えしといてね。

IRIAMはもちのろん、今後はOKITELでもご贔屓に〜！

―― ありがとうございました。